賃貸物件は、借りている以上使い方には注意をする必要があります。賃貸物件を探している時は、部屋の間取りなど室内に目がいきがちですが、エントランスや廊下などの共用部分についてもチェックすることが大切です。賃貸物件において、専有部分は室内のみで、それ以外の隣との壁や躯体、外壁なども共用部分です。そして、居住者に使用権はありますがベランダやバルコニー、テラスも共用部分に含まれます。
ベランダで水を使うことが多いガーデニングなどをする場合には、しっかり防水対策がしてあることがポイントになります。また、マナーが守られず廊下に居住者の私物が置いてあるような場合は、トラブルが起こる可能性もあるでしょう。賃貸物件を探している時には、共用部分の雰囲気や掃除が行き届いているか、管理はされているかなどもチェックしましょう。
敷地内にゴミ集積場がある場合には、ゴミの日でないのにゴミがあったり分別が雑であったりしているならば、マナーが悪い人が住んでいるかもしれません。エントランスの明るさや死角の有無は防犯上も気になるところです。管理人の有無も含めチェックしておきたいポイントです。
駐車場や駐輪場がある物件は、ゴミが散乱していないかなど実際に見て状況を確認しておきましょう。駐輪場は雨ざらしにならないように屋根がついていると安心です。ただし、使っていないような自転車が放置されていたり乱雑に置かれたりしている時には、管理が行き届いていない可能性があります。住んでから他の居住者に迷惑をかけられたりトラブルが起こったりすることのないように、事前に確認しておくと良いですね。